[462] remember 311

あれから1年が経ちました。

 

ただただ、ご冥福と

一刻も早い再建を

願うばかりです。

 

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昨日、ある学生さんも出演された

『美しいにほんご発表会』に行ってきました。

 

そのKさんが朗読された詩が

あまりにも素晴らしかったので

ここで紹介させて頂きます。

 

内田麟太郎さんの『ぼくたちはなく』という詩です。 

 

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『ぼくたちはなく』

 

   もしかしたら

   にんげんがえらいのは

   かなしくても

   つらくても

   しにたくても

   いきているからかもしれない

 

   いしは なくだろうか

   てつは なくだろうか

   ほうせきは なくだろうか

 

   ぼくたちは なく

   つらくて つらくて なく

   こえを ころして なく

   こえを あげて なく

   でも ぼくたちは いきていく

 

   つらさを かかえながら

   かなしみを だきしめながら

 

   そんなぼくたちをみて

   だれかがいっているようなきがする

 

     がんばれ

     がんばれ

 

   ぼくたちは いきているだけで

   きっと えらいのだとおもう

 

   かなしみを こらえて いきているのだから

   おいおいなきながら いきているのだから

 

   それだけで じゅうぶんに

 

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