[568] 九州教育学会第65回大会

◇11/23(祝)

 

佐賀大学本庄キャンパスで開催された

九州教育学会第65回大会の公開シンポジュームに

行って参りました。

 

テーマは『子どもの貧困とどう向き合っているか』という

テーマのものです。
このシンポジュームで、ある中学校の養護教諭

竹下先生が、学校でのストレスケア活動の報告を
なさいました。

 

☆総合部会シンポジウムの様子
☆総合部会シンポジウムの様子

2000 年代に入り、「格差社会」が進展していて、

「格差社会」の中での「子どもの貧困」に焦点を当て、

学校や教師が「子どもの貧困」とどう向き合うことが

できるのか。

その問題点や教育の課題を探り、子どもたちのために

何ができるのか考えてみる、という趣旨のものでした。


1990年代以降、 貧困に陥る家庭が増加し、

「子どもの貧困率」は6人に 1人。

 

家庭の経済力の格差が学力格差を生んでいる
だけではなく、友だちとつながりがもてない、
様々な文化活動やスポーツ 活動に参加するこができない、

基本的な生活習慣が身につかないといった

問題を抱えています。
家庭においては安心して子どもを育てることができない

といった問題を生じさせているそうです。
とくに子どもの時期貧困は、その後の人生に大きな

影響を及ぼし、人間としての可能性を奪うことに

なりかねません。
さらには親から子どもへの「貧困の連鎖」に
どう歯止めをかけていくことができるのかが

大きな問題となっています。(資料より抜粋)

 

シンポジウムでは、実際の現場の最前線で取組まれている

4名の方の発表がありました。

 

その中で竹下先生の演題は、
「子どもの貧困とどう向き合っているのか」。

 

ホメオストレッチを通じて、自尊意識、

コミュニケーション、健康状態の向上、孤立、

いじめ防止などの効果を発表なさいました。

 

 

家庭の貧困よりも、家庭や学校が

安心できる場所ではないことが問題だと

提起されていたように思います。

 

学校での『にこにこリラクセーション』の活動は

特に素晴らしいと思います。

 

 

子どもたちがどんな環境の中でも、

安心して過ごせるために。

 

ストレスケアで、心と体のコンディション作りが

いかに重要か、改めて痛感しました。

 

来年は、九州教育学会第66回大会が
長崎大学で開催されるそうです。

今から私も楽しみです。

 

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